子供たちへ

親である皆さま、これは子供たちに向けて書いたメッセージです。どうぞ、彼らと一緒に読んでみてください。もちろん、それ以外の方々にも読んでいただけたら幸いです。

僕たちが日本へ行くこと、知っているかな?どうして行くのか知ってる?イエスさまのことを、知らせるために行くんだ。もしかしたら、君は僕たち家族のために祈ってくれているかもしれない。本当にありがとう。とってもうれしいよ。

日本って、すばらしい国なんだよ。食べ物はおいしいし、きれいな山と海がある。街を歩くとおもしろいものがあふれているし、楽しい遊び場もたくさんある。日本人はやさしくて、街には犯罪も少ない。でも、僕たちが持っていて、とっても大切なものが、日本にはないんだ。何か分かるかな?

まず一つは、日本の人たちはイエスさまをまだ知らない。さみしいね。だって、僕たちにとって、イエスさまは一番だから。もし君もイエスさまを知ってるなら、君はこの宇宙で一番すばらしいお方を知っているんだよ!そのことを、ぜったいに忘れないでね。だけど、イエスさまを知らない人は、まだたくさんいるんだ。

二つ目に、君と、君の家族は日本にいない。日本って遠いよね。僕たちは、そこに長い間住むことになる。多分、これから先ずっと。もちろん、ときどき戻ってはくるさ。でもしばらくは会えないだろうから、さみしいよ。君のたんじょう日パーティーに行ったり、クリスマスを一緒にお祝いしたりすることも、できなくなる。夏に公園で遊んだり、冬にそりすべりをしたりすることも、できなくなる。君がかなしいとき、ぎゅっと抱きしめたり、君がうれしいとき、手をパチンとならしたりすることも、できなくなる。

今日、君に伝えたいことがあるんだ。僕たちが、地球の反対側に住んでいるとしても、僕たちが友だちであることには変わりないんだよ。むしろ、もっといい友だちになれるかもしれない。どうすればそうなるかな?聖書には、こう書いてある。

「あなたが神にふさわしいしかたで彼らを次の旅に送り出してくれるなら、それはりっぱなことです。彼らは御名のために出て行きました。異邦人からは何も受けていません。ですから、私たちはこのような人々をもてなすべきです。そうすれば、私たちは真理のために彼らの同労者となれるのです。」(ヨハネの手紙第三6~8節)

聖書は、僕たちが離れていても同じ働きができる、って言っているんだ。すごいことだと思わない?

僕と君は、同じ畑をたがやす2人の農夫。同じ戦いを戦う2人の兵士。同じチームでスポーツをする2人の選手。ただ、世界のこっち側とあっち側に離れているというだけなんだ。

僕たちは「御名のために」、日本に行く。つまり、僕たちが行くことで、日本の人たちが「イエス」の名を聞くことができ、「イエスさま!わたしの救い主、わたしの主、わたしの王、わたしの親友、わたしの神、わたしのすべて!」と告白することができるんだ。もうこれ以上、日本がイエスさまを知らないままにはできない。イエスさまの御名が、笑顔をたくさん作ってくれるのを、僕たちは見たいんだ。

君も見たいかい?もしそう願うなら、僕たちといっしょに働こう。でも日本に行く必要はないんだよ(もちろんいつの日か、君も日本につかわされるかもしれない。その時は大歓迎だ)。君が僕たちを送り出して支えてくれるなら、聖書によると、君は「真理のために…同労者となる」んだ。僕たちの働きは、君の働きだ。みんなそれぞれ、違う役割が与えられているからね。

200年くらい前、ウィリアム・ケアリーという有名な宣教師がいた。この人はインドに遣わされた。彼の友だちはこう言ったそうだ。「インドは宝の山のようなところだけど、地球の中心に降りていくような気がするほど奥深い場所だよ。いったい誰がそんなところへ行くというのだ。」 すると、ウィリアムはこう応えた。「私が降りていこう。しかし、君はロープの端を必ず持っていてくれ。」

日本へ行くのも、同じことだ。君がロープを握っていてくれることはつまり、君や家族が僕たちのことを忘れずにいてくれたり、僕たちの生活を献金で支えてくれたり、祈ってくれたり、どうしているかなって聞いてくれたり、励ましてくれたり、僕たちの働きについて他の人に話したりすることなんだ。

僕たちは君の助けなしには、宝の山の奥へ入ってはいけない。神さまがそのようにされたからね。ロープを握り続けていてほしい。イエス・キリストの御名のために。

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